アーバンシステム環境通信No.147

2025/06/27


第1回|SDGs目標1「貧困をなくそう」――“貧困”は身近な問題です。


🌏あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ!

皆さんは「貧困」と聞いて、何を思い浮かべますか?

ぼろぼろの服を着た子供たち。学校に通えない少女。

遠い国のことのように感じるかもしれませんが、実は「貧困」は日本にも関係のある話なのです。


💡 そもそも「貧困」とは?

国連の定義では、貧困とは「1日1.90ドル(約280円)未満で暮らす絶対的貧困」に加えて、教育・医療・住宅・仕事など、生きる上で必要なものが得られない状態も含まれます。

実は、「貧困」を大きく分けると2種類あります。「絶対的貧困」と「相対的貧困」です。絶対的貧困とは、生命や生活の維持が深刻に脅かされる状態を指し、これは一部の途上国などで見られるケースが多いです。一方で、国全体の平均的な生活水準を下回る「相対的貧困」は先進国でも起こりうる問題で、日本を含む先進国はこの「相対的貧困」で苦しんでいる人が多いです。

日本は豊かな国というイメージがあると思いますが、実は2021年の日本の相対的貧困率は15.7%で、加盟38カ国中7位という信じられない結果が出ています。

 

🌱 なぜ「貧困をなくす」ことが大事なのか?

「貧困の解決」がSDGsの中でも最初の目標として位置づけられているのは、「最も大きな問題」だからです。実は貧困というのはあらゆる問題の根源とも言えます。貧困による格差はやがて、教育格差、受けられる医療の格差につながり、不当な労働環境で働く以外の選択肢がないという悪循環を生み、国全体、そして、世界の成長の機会を損ないます。悪循環はやがて社会全体に広まり、不況や雇用機会の喪失という形で私たちの生活にも影響を及ぼすかもしれません。

 

🏢 私たちができること

「私たち一人ひとりに、いったい何ができるのか?」そう考える方も多いかもしれません。ですが、小さなことからでも、確実に貢献はできます。

たとえば…

  • 社内で不要になったものの再利用や寄付

  • フェアトレード商品の購入

  • 国際協力やボランティアへの参加

 

「貧困を完全になくす」ことは容易ではありません。

しかし、私たち一人ひとりの行動によって救われる命もあるかもしれません。

この機会に、「貧困」に対する理解を少しでも深めていただけたら幸いです。



最後までご覧いただき、ありがとうございました!
次回は「飢餓をゼロに」をテーマに、SDGs目標2についてお届けします。




Copyright@2022アーバンシステム All right reserved

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アーバンシステム環境通信No.147

2025/06/27


第1回|SDGs目標1「貧困をなくそう」――“貧困”は身近な問題です。


🌏あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ!

皆さんは「貧困」と聞いて、何を思い浮かべますか?

ぼろぼろの服を着た子供たち。学校に通えない少女。

遠い国のことのように感じるかもしれませんが、実は「貧困」は日本にも関係のある話なのです。


💡 そもそも「貧困」とは?

国連の定義では、貧困とは「1日1.90ドル(約280円)未満で暮らす絶対的貧困」に加えて、教育・医療・住宅・仕事など、生きる上で必要なものが得られない状態も含まれます。

実は、「貧困」を大きく分けると2種類あります。「絶対的貧困」と「相対的貧困」です。絶対的貧困とは、生命や生活の維持が深刻に脅かされる状態を指し、これは一部の途上国などで見られるケースが多いです。一方で、国全体の平均的な生活水準を下回る「相対的貧困」は先進国でも起こりうる問題で、日本を含む先進国はこの「相対的貧困」で苦しんでいる人が多いです。

日本は豊かな国というイメージがあると思いますが、実は2021年の日本の相対的貧困率は15.7%で、加盟38カ国中7位という信じられない結果が出ています。

 

🌱 なぜ「貧困をなくす」ことが大事なのか?

「貧困の解決」がSDGsの中でも最初の目標として位置づけられているのは、「最も大きな問題」だからです。実は貧困というのはあらゆる問題の根源とも言えます。貧困による格差はやがて、教育格差、受けられる医療の格差につながり、不当な労働環境で働く以外の選択肢がないという悪循環を生み、国全体、そして、世界の成長の機会を損ないます。悪循環はやがて社会全体に広まり、不況や雇用機会の喪失という形で私たちの生活にも影響を及ぼすかもしれません。

 

🏢 私たちができること

「私たち一人ひとりに、いったい何ができるのか?」そう考える方も多いかもしれません。ですが、小さなことからでも、確実に貢献はできます。

たとえば…

  • 社内で不要になったものの再利用や寄付

  • フェアトレード商品の購入

  • 国際協力やボランティアへの参加

 

「貧困を完全になくす」ことは容易ではありません。

しかし、私たち一人ひとりの行動によって救われる命もあるかもしれません。

この機会に、「貧困」に対する理解を少しでも深めていただけたら幸いです。



最後までご覧いただき、ありがとうございました!
次回は「飢餓をゼロに」をテーマに、SDGs目標2についてお届けします。




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